格安SIMのデータプランにSMSは必要なの?
格安SIMを契約するとき、音声通話を使わない人はデータSIMを選びますね。
そのときに出てくる問題は、SMSをつけるかどうかです。
SMSは「ショート・メッセージ・サービス」のことで、電話番号でメッセージを送れる機能です。
格安SIMでSMSは月額140〜150円くらいで、つけることができます。
QTモバイルのAタイプのように、無料でついていることもあります。
この記事ではSMSをつけたほうがいいのか、というのを考えてみたいと思います。
音声通話つきSIMとデータSIM
まず格安SIMで契約するSIMの種類について、おさらいしておきましょう。
SIMの種類は大きく分けて2種類あります。
- 音声通話つきSIM
- データ通信のみのデータSIM
違いは090〜や080〜で始まる、電話番号を使った音声通話ができるかどうかです。
データSIMのほうが料金は少し安くなっていることが多いです。
UQモバイルのように通話なしのプランでも無料でSMSがついている場合もあります。
データSIMでも電話はできる
ちなみにデータSIMでも電話はできます。
LINE電話や、Skypeを使った電話であれば、問題なくできます。
ただし110番や119番などの緊急電話、「0120〜」で始まるフリーダイヤル、「0570」〜で始まるナビダイヤルはかけられません。
SMSをつけるメリットは?
SMSをつけるメリットはなんでしょうか。
- SMSが使える
- アカウント認証ができる
まず、シンプルにSMSが使えるという点ですね。
電話番号でメッセージを送れるので、メールアドレスやLINEを知らない人への連絡に使えます。
僕が個人的に便利だと思ったポイントも紹介します。
格安SIMはキャリアメールが使えないので、Gmailなどのフリーメール使うのですが、相手の受信設定によっては、セキュリティに引っかかって届かないことがあります。
こんなときにSMSがあれば、連絡を取りやすくなりますね。
2つ目はアカウント認証です。
LINEなど一部のアプリでは、認証時にSMSを使っています。
SMSに番号が届いて、それを入力するというシステムですね。
SMSをつけていると、このシステムが使えるようになります。
SMSをつけないと起きる問題って?
データSIMでSMSをつけないと、バッテリーの消費が速くなる可能性があります。
これはすべての端末で起こるわけではありませんが、セルスタンバイ問題と呼ばれています。
端末が受信する電波には、データ通信と音声通話の2種類あります。
データSIMの場合、音声通話を電波を受信できません。
受信できない電波を、端末が受信しようとし続けることでバッテリーの消費が速くなってしまうという問題です。
このセルスタンバイ問題を解消するのに、SMSをつけるという方法があります。
バッテリー消費を抑えるためにも、SMSをつけておくのが無難かもしれません。