MNPってなに?メリットと注意点したいポイント4つ!
「MNP」ってなんでしょう?
格安SIMのことを調べていると、必ず出てきますよね。
この記事ではMNPとはどんな意味なのかを詳しく解説します。
知っておくと格安SIMだけでなく、キャリアの乗り換えでも役に立ちますよ。
MNPってどんな意味?
MNPとは「モバイル・ナンバー・ポータビリティ」の略で、「電話番号そのまま乗り換え」という意味です。
電話番号は変えずに、他の携帯会社に乗り換えることをいいます。
乗り換え先の携帯会社は、大手キャリアでも格安SIM(MVNO)でも、どちらでもMNPは可能です。
MNPのメリット!
MNPのメリットは何といっても、電話番号を変えずに乗り換えできるところです。
友達や職場に電話番号が変わることを知らせたり、そもそも新しい電話番号を覚えるのも面倒…というようなことがありません。
乗り換えといっても手間ですから、少しでも楽に乗り換えたいですよね。
MNPするときの注意点は?
MNPしたいときに注意すべきことが4つあります。
- MNP転出手数料がかかる
- MNP予約番号には有効期限がある
- 契約更新月でないときは解約金がかかる
- 解約すると端末料金の支払いの残りを支払う必要がある
必ずかかる費用もありますが、タイミング次第では払わなくていい費用もあります。
追加でお金がかかってしまうこともあるので注意しましょう。
MNP転出手数料がかかる
MNPで乗り換えようとすると、解約する側の携帯会社にMNP転出手数料を支払う必要があります。
docomoは2,000円、auとSoftbankは3,000円(いずれも税抜)となっています。
これはMNPするなら必ずかかる費用です。
MNP予約番号には有効期限がある
MNPするときは契約元のキャリアに、MNP予約番号を発行してもらいます。
これはいわゆる解約宣言のようなもので、契約したいキャリアや格安SIMにMNP予約番号を伝えて乗り換えます。
このMNP予約番号には、15日間という有効期限があります。
MNP予約番号を発行しただけでは解約にならないので、次の契約先には早めに申し込むようにしましょう。
格安SIMでは多くの場合、「MNP予約番号の有効期限が12日以上ある状態で申し込んでください」というような条件があります。
間に合わないとスムーズに乗り換えできなくなってしまうので注意しましょう。
もし発行したMNP予約番号を使わなかった場合、解約にはならずに契約がそのまま継続されます。
乗り換えを中断したときはそのままにしておけば大丈夫です。
契約更新月でないときは解約金がかかる
キャリアの更新月は、契約から2年目(24ヵ月目)が終了した後25〜26ヵ月目の2ヵ月間です。
この2ヵ月以外のタイミングで解約しようとすると、解約金(違約金)9,500円(税抜)を問答無用で取られます。
解約金を払ってでも格安SIMに乗り換えたほうが安くなりますが、あと少しで更新月という場合は反対に損してしまいます。
更新月はしっかり確認するようにしましょう。
解約すると端末料金の支払いの残りを支払う必要がある
ちょっとややこしい話です。
キャリア契約中は、「月々サポート(docomo)」や「毎月割(au)」、「月月割(Softbank)」という割引があるのを知っていますか?
これはキャリアで購入した端末の代金を、毎月の利用料金から割引いている仕組みです。
この割引で端末代の分割支払い分が相殺されて、「スマホ実質○○円」という価格が実現しているわけです。
分割払い中に解約すると、この割引がなくなってしまうので分割分を継続して支払う必要が出てきます。
端末代がどのくらい残っているかは、キャリアのマイページから見ることができます。
何も言わなければ分割のままですが、一括で払ってしまいたいときは変更が可能です。