UQモバイルにデメリットはある?乗り換えるときの注意点は?
UQモバイルに乗り換えたら、スマホ料金が安くなるんだって!
よし!すぐに乗り換えよう!
と、思っているそこのあなた!
…たしかに安くなりますが、ちょっと待ってください。
UQモバイルにはスマホ料金が安くなったり、データ繰り越しができたりといった、メリットがたくさんありますが、デメリットに感じてしまう部分もいくつかあります。
大手キャリア(docomo、au、SoftBank)と比べるとどうしても使いづらく感じたり、大手キャリアではできたことができなくなったり、ということもあります。
乗り換えてから「思ってたのと違う!」、「失敗した!」とならないためにも、デメリットと注意点をしっかり理解しておきましょう。
この記事ではUQモバイルに乗り換える前に知っておきたい、デメリットと注意点をまとめていきます。
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UQモバイルのデメリット6つ!
「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」は2年目から料金が高くなってしまう
UQモバイルの主力プランはCMでおなじみの、料金が「イチキュッパ」になる「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」です。
この2つのプランで注意したいポイントは、1,980円になる期間は13ヵ月目までというところです。
14ヶ月目から2年契約が終了する25ヶ月目までの料金は、1,000円高くなって2,980円になります。
どうしてこうなるかというと、少しややこしい割引のシステムが影響しています。
「プランS」の料金で見てみましょう。
おしゃべり・ぴったりプランS | 1〜13ヵ月目 | 14〜25ヵ月目 | 26ヶ月目〜 |
---|---|---|---|
月額料金(基本) | 3,980円 | 3,980円 | 3,980円 |
イチキュッパ割 | ▲1,000円 | - | - |
スマトク割 | ▲1,000円 | ▲1,000円 | - |
長期利用割引 | - | - | ▲1,000円 |
月額料金(割引後) | 1,980円 | 2,980円 | 2,980円 |
このように割引の種類によって、適用される期間が違います。
割引される金額はどれも1,000円ですが、「イチキュッパ割」と「スマトク割」の2種類を同時に受けられる期間は1〜13ヵ月目までしかありません。
そのため「1,980円(イチキュッパ)」で利用できる期間が限られてくる、というわけですね。
しかし14ヶ月目以降の2,980円でも、大手キャリアの料金と比べたら間違いなく安いです。
「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」を契約候補にしている人は、1年目は1,980円、2年目からは2,980円ということを知っておきましょう。
かけ放題プランがない
UQモバイルには完全なかけ放題プランはありません。
大手キャリア以外で完全かけ放題プランを提供しているのは、ワイモバイルだけ(オプションとして追加1,000円)です。
UQモバイルのかけ放題は、2018年6月現在では「おしゃべりプラン」についている「5分以内かけ放題」のみです。
docomoの「カケホーダイライト」、auの「カケホ」、SoftBankの「スマ放題ライト」と同じくスマホ、固定電話への通話が5分以内なら無料という内容です(ナビダイヤルなど一部対象外もあり)。
5分を超過した分は30秒ごとに20円の料金がかかります。
プランによってはキャリアと同じ2年縛りが存在する
キャリアでは定番の2年縛り。
プランの契約期間が2年間に設定されていてお得な割引を受けられますが、その期間中に解約すると9,500円の解約金がかかります。
UQモバイルの「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」は契約期間が25ヵ月になっているので、キャリアの2年縛りと同じ仕組みです。
これは契約した月を1ヵ月目として、契約満了は25ヶ月目という意味です。
2018年6月に契約したら2020年7月で契約満了、2020年8月が更新月となります。
UQモバイルの更新月はキャリアと違って1ヵ月間しかないのも、知っておきたいポイントのひとつです。
なので、UQモバイルの「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」を契約するときは、2年間の利用を見越しておくようにしましょう。
20GB、30GBといった大容量プランがない
最近は20GBや30GBといった大容量のプランが出てきています。
UQモバイルのプランには残念ながら大容量のプランはありません。
一番大きな容量のプランで14GBなので、20GBを使っているという人には少し足りないかもしれません。
データをたくさん使いたいときは、節約モードに切り替えてデータ消費をゼロにする、Wi-Fiに通信するなどの工夫が必要です。
節約モードはとても便利なのできっと役に立つでしょう。
契約3年目からはデータ量と無料通話時間が半減してしまう
「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」を2年以上契約する人は注意したいポイントです。
この2つのプランはデータと通話がセットになったお得なプランですが、契約から26ヶ月目以降はデータ量が半分になり、「ぴったりプラン」では無料通話時間も半分になります。
おしゃべり・ぴったりプラン | 1〜25ヶ月目 | 26ヶ月目〜 |
---|---|---|
プランS | データ2GB・無料通話60分 | データ1GB・無料通話30分 |
プランM | データ6GB・無料通話120分 | データ3GB・無料通話60分 |
プランL | データ14GB・無料通話180分 | データ7GB・無料通話90分 |
3年目に半減してしまったデータと無料通話は、「増量オプション(月額500円)」に加入すると2年目までと同じ量に戻すことができます。
現在のこの仕組みでは、3年目にあえて「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」の契約を続けていくメリットは薄いです。
このプランは両方とも自動更新なので、2年目で乗り換えるという人は更新月を逃さないように注意しましょう。
テザリングが使えない機種がある→改善!
UQモバイルではテザリングが無料で使えますが、対応していない機種があります。
格安SIMでは基本テザリングは無料で使えるので、大手キャリアのテザリングが有料になったことが乗り換えのきっかけになる人もいるのではないでしょうか。
注意点としてはまずiPhoneです。
UQモバイルのテザリングは、iPhone7以降に発売されたモデルは対応していません。
SIMフリー版、キャリア版(キャリアで購入したもの)どちらも使えないので、UQモバイルでテザリングを、と考えている場合は注意してください。
今後対応できるようになるのかもしれませんが、現時点では残念ながらできないそうです。
追記:2018年11月以降、UQモバイルではすべてのiPhoneでテザリングが使えるようになりました。
まとめ
以上、UQモバイルのデメリットと注意点のまとめでした。
デメリットを考慮してもお得で安心して使えるというメリットの方が大きいのではないでしょうか。
UQモバイルを契約するときは、こんな注意点もあるんだなと理解しておいてもらえたらと思います。