通信速度の単位Mbps。最低限必要な目安はどのくらい?
Mbpsってなんでしょうか?
格安SIMについて調べていると、必ず出てきますよね。
大手キャリアを使っていたときは、知らなかった人が多いと思います。
この記事ではMbpsについて知っておきたいポイントを解説します。
Mbpsは通信速度を表す単位
Mbpsはデータ通信のスピードを表すのに使われる単位です。
単純に数値が大きいほど、インターネットがストレスなく使えます。
読み方は「メガ・ビー・ピー・エス」で、「メガ・ビット・パー・セコンド」の略です。
意味は1秒間に処理できる情報量ってことですね。
格安SIMはキャリアと比べて通信速度が遅くなる傾向があるので、具体的な速度を示す会社やサイトが増えています。
それでMbpsという単位を、最近よく見かけるようになったというわけですね。
上り速度と下り速度の意味と違いは?
Mbpsには送信と受信の2つの速度があります。
上り速度と下り速度、つまりアップロード速度とダウンロード速度ですね。
種類 |
用途 |
---|---|
上り速度(アップロード) |
メールの送信 画像のアップロード |
下り速度(ダウンロード) |
サイトの読み込み アプリのダウンロード ゲームアプリで遊ぶ 動画の視聴 |
ざっと用途別でわけると、こんな感じですね。
サイトを閲覧したりゲームをしたりといった使いかたがメインになるので、基本的には下りの数値に注目してください。
下りの数値が大きいほど、ストレスなくネットを使えるようになります。
反対に数値が低いと、ネットが重い、動画が止まる、いつまでたってもロード画面のまま、というようなことが起こります。
格安SIMは通信速度が遅くなる時間帯があるので、その時間帯に速度を計るとはかなり低い数値が出ます。
Mbpsは時間帯によって上下する
大手キャリアと比較すると、格安SIMはどうしても通信速度が遅くなる時間帯があります。
はっきりと体感できるくらいに遅くなるのは、お昼の12時台と朝と夕方の通勤の時間帯です。
ランチタイムはどこの格安SIMでも遅くなってしまいます。
つまりみんなが一斉にスマートフォンを使い始める時間帯ほど、回線が混雑して遅くなるわけですね。
格安SIMへの乗り換えを検討しているけど、速度が気になるという人も多いと思います。
格安SIMを選ぶときは、混雑する時間帯にどれだけ安定した速度を出せているかを、目安にしてみるといいでしょう。
快適に通信できる目安は?
ではどのくらいのMbpsの数値なら、快適に通信ができるのでしょうか。
やりたいことによって、必要な速度は変わってきます。
速度 |
できること |
---|---|
1Mbps |
メールやLINEのやりとり サイトの表示 |
1〜3Mbps |
画像が多めのサイトの表示 動画視聴 |
3〜5Mbps以上 |
高画質の動画視聴 |
ネットをみたり文字だけのメールをしたりといったことなら、そこまでスピードが出ていなくてもできます。
最低1Mbpsくらい出ていれば、通常のインターネットはイライラせずにできるでしょう。
ただ、楽天みたいに画像が多くて重いサイトや、ゲームアプリはサクサクとは動いてくれません。
ちなみにこれは、キャリアの通信制限のときの速度です。参考までに。
ここまで低いと何もできなくなりますね。