UQモバイルは安くない?格安SIM他社と比較してみたら実はコスパ最強だった…
UQモバイル(UQmobile)は格安SIMの中では安くない!むしろ高い!
これ、UQモバイルのデメリットとしてよく言われていることなんですよね。。。
UQモバイルの主力プラン「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」は、3GBで1,980円(2年目は2,980円)です。
格安SIMで3GBのプランの相場は1,600円前後なので、料金だけ見るとぜんぜん安くありません。
この記事では、「UQモバイルが本当に高いのか」、「割高だからやめた方がいいのか」を、格安SIM他社と比較しながら解説していきます。
もちろん料金だけで比較するのではなく、割引やキャンペーンなどを含めた広い視点で比較します。
この記事を書くにあたって「UQモバイルは安くない問題」について、ネットでいろいろ調べてみたのですが、
ほかのサイトでは「月額1,680円のデータ高速+音声通話プランもある」とか、「通信速度が速いから仕方ない」という結論で片付けられていました。
これで納得できますか?
……できないですよね??
こんな結論では当然つまらないので、当サイト独自の視点で検証して「UQモバイルは実はコスパ最強な格安SIMなんだ!」ということをお伝えしたいと思います。
当サイトの管理人は実際にUQモバイルを使っていますので、他のサイトに書いていないUQモバイルの良さをリアルに書けると思っております(笑)
UQモバイルの料金プランの構成
まずはUQモバイルの料金プランの構成をまとめておきましょう。
UQモバイルの主力プランは通話コミコミの「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」です。
データ通信と通話がセットになっているので、大手キャリアのプランと似ていますね。
通話コミコミの「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」
三姉妹のCMで有名な「イチキュッパ!」のプランですね。
プランの構成と月額料金はこうなっています。
おしゃべり・ぴったり | プランS | プランM | プランL |
---|---|---|---|
データ容量 | 最大3GB | 最大9GB | 最大21GB |
通話(おしゃべりプラン) | 5分以内何度でも無料 | ||
通話(ぴったりプラン) | 60分まで無料 | 120分まで無料 | 180分まで無料 |
月額料金(1年目) | 1,980円 | 2,980円 | 4,980円 |
月額料金(2年目) | 2,980円 | 3,980円 | 5,980円 |
「おしゃべりプラン」では5分かけ放題、「ぴったりプラン」では無料通話がセットになっています。
2年目に料金が1,000円上がるのが、安くないと言われる理由のひとつですね。
「イチキュッパ!」の料金がウリですが、実際に1,980円で使えるのは1年目だけということです。
「おしゃべり・ぴったりプラン」は2年契約のプランなので、2年間の平均では2,480円になります。
通話がセットになっているとはいえ、格安SIMの相場(3GBプランで1,600円)と比較すると割高感が強いですね。
通話なしの「データ高速+音声通話プラン」
UQモバイルには無料通話がセットになっていないプラン、通称「通話なしプラン」もあります。
通話料金は通話した時間分が加算されていく仕組みになっていて、一般的な格安SIMと同じタイプの料金プランです。
通話がセットになっていないので、月額料金が1,680円と安く2年目の値上げもありません。
「データ高速+音声通話プラン」の最低利用期間は1年間で、それ以降はいつ解約しても違約金はかかりません。
通話をほとんどしない人向けのプランですね。
「おしゃべりプラン」「ぴったりプラン」は高いので「データ高速+音声通話プラン」を契約すればいいじゃないか!という声も聞こえてきそうですが、それでは面白くないのでもっと深堀りしていきますよ。
ちなみに「データ高速+音声通話プラン」はキャッシュバックが少なく端末値引きもないので、当サイトの管理人はおすすめしていません。
格安SIM他社のプランと料金比較!
ここからは格安SIM他社とUQモバイルのプランを比較していきます。
通話なしの「データ高速+音声通話プラン」は3GBで月額1,680円と安いので、格安SIM他社との料金比較がしやすいです。
しかし、あまり契約者がいないプランで比較しても意味がないので、人気の「おしゃべり・ぴったりプラン」で他社と比較していきます。
UQモバイルが本当にお得なのかを考えるなら、主力プランを契約するのを前提にした方がわかりやすいですよね。
「UQモバイル」 vs 「ワイモバイル」
まずはUQモバイルがライバル視しているワイモバイルです。
ワイモバイルの料金プランは「スマホプラン」といいます。
UQモバイルと3GBの「スマホプランS」を比較してみましょう。
項目 |
UQモバイル |
ワイモバイル |
---|---|---|
データ容量 | 最大3GB | 最大3GB |
通話 | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 |
月額料金(1年目) | 1,980円 | 1,980円 |
月額料金(2年目) | 2,980円 | 2,980円 |
UQモバイルとワイモバイルはプラン構成がほぼ同じで、どちらも2年目に値上げします。
月額料金はどちらも同じなので、2年間で平均すると2,480円になりますね。
UQモバイルとワイモバイルでは、料金差はありませんでした。
2社の違いとしてはワイモバイルは通話に強めで、UQモバイルはデータ通信に強めといったイメージでしょうか。
ワイモバイルはセットになっているかけ放題が10分と長く、オプション料金1,000円で完全かけ放題にできます。
一方UQモバイルではデータ繰り越しができるほか、データ消費を抑える節約モードが使えるというメリットがあります。
「UQモバイル」 vs 「楽天モバイル」
続いて格安SIM(MVNO)契約者数1位の楽天モバイルと比較してみましょう。
楽天モバイルの10分かけ放題がセットになった「スーパーホーダイ2GB」と、UQモバイルの「おしゃべりプランS」を比較します。
楽天モバイルは最低利用期間や楽天会員のランクで料金が変わるので、楽天会員の方が2年契約で「スーパーホーダイ」を使った場合の料金でみてみましょう。
項目 |
UQモバイル |
楽天モバイル |
---|---|---|
データ容量 | 最大3GB | 2GB |
通話 | 5分かけ放題 | 10分かけ放題 |
契約期間 | 2年 | 2年 |
月額料金 |
1,980円 |
1,980円 |
1年目は2社とも同額ですが、UQモバイルは2年目に1,000円上がります。
2年総額で考えると、楽天モバイルの方が12,000円安いことになりますね。
2年間平均だとUQモバイルが2,450円で楽天モバイルが1,980円なので、500円割高という結果になりました。
「UQモバイル」 vs 「マイネオ」
最後はMVNO契約者数2位のマイネオ(mineo)です。
マイネオは独自コミュニティのマイネ王やパケットギフトなど、ユニークなサービスが特徴ですね。
マイネオの料金プランには通話料金は含まれていないので、月額850円で「マイネオでんわかけ放題」を付ける必要があります。
かけ放題をつかない場合は、通話した分だけ料金が加算されます。
項目 |
UQモバイル |
マイネオ |
---|---|---|
データ容量 | 3GB | 3GB |
通話 | 5分かけ放題 | - |
月額料金 |
1,980円 |
1,510円 |
UQモバイルは2年間の平均が2,480円、マイネオはかけ放題をつけても2,360円となっています。
かけ放題オプション込みでもマイネオのほうが安いので、UQモバイルは少し割高ということになります。
UQモバイルの本当のメリットは料金以外の部分にある!
というわけでUQモバイルの料金を格安SIM他社と比較してみましたが、やはり多少の割高感があるようです。
通話がセットになっているとはいえ、2年目の1,000円値上げが乗り換えを迷うポイントのひとつになってきそうですね。
しかし比較したのはあくまでも月額料金だけであって、通信品質やキャッシュバック、キャンペーンなどは一切含めていません。
携帯会社を選ぶときは料金も大事ですが、サービス内容をすべて含めてトータルでお得なのかで考えることが大事になります。
月額料金というのはあくまでも表面上のものなので、キャッシュバックの有無や端末の値引きの有無など具体的な要素も含めて検証していきます。
ではUQモバイルにはどんな強みがあるのでしょうか。
最大13,000円の現金キャッシュバック!
まずUQモバイルがお得な理由として外せないのは、現金キャッシュバックの存在です。
UQモバイルが実施しているキャッシュバックは現金還元なので、実質的な維持費を抑えることができます。
最大13,000円ということは、2年目に料金が1,000円上がる分をほぼ取り戻せることになりますね。
「プランS」でキャッシュバック10,000円をもらったとすると2年間の平均は月額2,063円まで下がるので、通話料金もコミコミだと考えれば格安SIM他社と比較しても悪くない水準ですね。
高額で、しかも現金というキャッシュバックを行っている格安SIMは珍しい(他社ではギフト券やポイントなどがメイン)ので、UQモバイルを申し込む際には必ずもらっておきましょう。
端末を大幅に値引きする『マンスリー割』
もうひとつ、UQモバイルがお得な理由として欠かせないのがマンスリー割です。
マンスリー割というのは端末割引のことで、購入した端末の代金を2年間割引してくれるもの。
しかも割引額が大きく、機種によっては負担額がほぼゼロ(頭金100円、500円など)になるというお得な割引です。
つまり2年間UQモバイルを使うという条件だけで、ワンコインでスマホを1台買えてしまうわけです。
ちなみにUQモバイルを「SIM単体」で申し込もうとすると、こんな↓メッセージが表示されます。
「端末セットでもSIM単体と同じ月額料金で使えるのに、SIMだけでいいの?」というメッセージです。
毎月の負担額が0円の機種を選べば、マンスリー割のおかげで負担額は初月に支払う頭金100円もしくは500円だけ。
SIMカードのみで契約する場合と比較しても、2年間の維持費は100円か500円しか変わりません。
こんな条件ならマンスリー割を使って端末セットを申し込んだ方がお得ですよね。
SIM単体の申し込みが損だということをUQモバイルが認めていることになります。
UQモバイルを使うなら、ぜひマンスリー割を使って端末を手に入れておきましょう。
格安スマホといっても中古市場で2万円前後で売れている端末なので、もらっておかないのはもったいないです。
格安SIMでは端末をワンコインで入手できることなどまずないので、使わない手はないですね。
キャリアから最新のスマホを持ち込むという人も、予備端末を入手できるという意味ではメリットが大きいですよ。
UQモバイルは料金設定は高め!でもコスパ的には最強な理由!
というわけで単純な月額料金の比較だけでは格安SIM他社に負けるものの、キャンペーンや端末値引きを含めて考えるとUQモバイルも悪くないんじゃない?という結果になります。
少し話がズレますが、当サイトの管理人は1年間格安SIMを使ってからUQモバイルに乗り換えています。
その経験があったので、UQモバイルのコスパの良さに気づけたというのが本当のところなんです。
一体何があってそう思ったのかというのを、この項目で書いていきますのでお付き合いいただければと思います。
単純に料金だけで比較したら100%負ける
まず価格設定だけで見たのでは、UQモバイルは高いというのが一般的な考え方です。
格安SIMの3GBプランの相場は1,600円なので、UQモバイルの「おしゃべり・ぴったりプラン」2年間の平均2,480円は高いでしょう。
ただ料金が安ければいいや、という人にはまずUQモバイルは選ばれないですね。
当サイトの管理人も以前はとにかく安いところを探して乗り換えたので、2年目に料金が上がるUQモバイルは検討すらしませんでした。
そんなわけで管理人はドコモから、当時キャンペーンで3GBを990円で使えた格安SIMへ乗り換えたのでした。
最低利用期間が1年だったので年間維持費は11,880円、ドコモ時代から比べるとものすごい節約です。
格安SIMで端末を壊したらどうしますか??
ドコモのiPhone7を持ちこんで使い始めた格安SIM。
昼の通信速度の遅さが少し気になるものの、それ以外は不満もなく格安SIMライフを送っていました。
しかし使用開始から半年後にとんでもないことが起こります。
それは…
iPhone7を落として割ってしまった!!
とんでもない事態です。
打ちどころが悪くディスプレイがバッキバキになってしまったので、修理か買い替え必須でした。
せっかく格安SIMでスマホの年間維持費2万円以下!なんて思っていたのが台無しです。
修理するかSIMフリーの格安スマホを購入するか、いずれにせよ出費は確定です。
結局、修理代金2万円弱を支払ってディスプレイ修理を行ったのでした。。。
端末を壊した瞬間に『格安』は崩壊します
そんなわけで年間の維持費は、軽く3万円を超えてしまいました。
月平均だと2,600円ほど、予定していたほどの格安にはなりませんでした。
iPhoneを壊さなければよかったのですが、事故なので仕方がありませんね。
そもそも格安SIMはSIMカードのみの購入で乗り換えることも多い(SIMを差し換えるだけ!という宣伝も多いですね)ので、持ち込んだスマホを壊してしまったら基本的に出費確定です。
そんなの大手キャリアでも同じでしょ!という意見もあると思いますが、できるだけ余計な出費はしたくないですよね?
落下、水没、紛失などなど、スマホ破損のリスクは常に存在しています。
しかし格安SIMを選ぶときに持ち込んだスマホを壊したらどうしようかな…、というポイントまで考えて乗り換え先を選ぶ人はまずいないでしょう。
管理人自身も実際にiPhoneを壊して初めてわかったのですが、このポイント、実は非常に大事なんですよね。
だってスマホを修理、買い替えるとなったら万単位の出費は確定、「格安」どころの話ではなくなってきてしまいますから!
端末保証を毎月払うのは経済的ではない
格安SIMでも会社によっては、持ち込み端末の保証をしてくれる場合があります。
月額500円ほどの有料オプションが用意されていて、加入していれば修理の負担額を減らすことができます。
保険を付けておけば格安SIMでも安心!というのも一理あります。
しかし月額500円といっても年間では6,000円、あまり経済的ではないですね。
個人的な意見ではありますが、せっかく格安SIMに乗り換えたのに出費を増やすのはどうなの?という印象が強いですね。
わざわざ掛け捨ての保険に入るよりも、落下のリスクを減らせるバンカーリングをつける、衝撃に強いスマホケースを使う、保護ガラスを貼るなど、スマホを壊す確率を下げるアイテムを使った方が良いでしょう。
UQモバイルの100円、500円端末をフル活用するべし!
そんなわけで格安SIMはスマホを壊したら安くできない!という結論になったのですが、そこで当サイトの管理人が目を付けたのがUQモバイルの100円、500円端末です。
UQモバイルにはマンスリー割という端末割引があるので、端末の月額負担0円でスマホを1台手に入れることができます(申し込み時に頭金100円、500円のみ負担)。
つまり月額料金が変わらずに予備端末を持つことができるわけです。
もともとは月額料金が高いということでUQモバイルは乗り換え先として考えていなかったのですが、見つけたときは「これだ!」と思いましたね(*^^)v
格安SIMで端末を購入する場合は基本的に端末代金の負担が少なからずあるのですが、UQモバイルの場合は頭金だけ支払えばあとはゼロ円です。
特殊な条件があるわけでもなく、2年間利用するということだけです。
これならiPhoneを壊してしまっても、500円端末を使えばいいのです。
スマホ破損という恐ろしいリスクに対応できます。
問題は月額料金の部分ですね。
UQモバイルは3GBのプランで1年目の月額料金が1,980円、2年目が2,980円です。
2年間の合計は59,520円、月平均だと2,480円です。
UQモバイルには最大13,000円の現金キャッシュバックがありますので、キャッシュバックを実質的な値引きと考えることができます。
キャッシュバックをもらうと2年間の合計が46,520円となり、月平均は1,938円になります。
通話料金もコミコミで1,938円なら、格安SIM他社と比較しても悪くない料金ですね。
さらにスマホを実質0円で購入できるわけですが、このスマホは中古市場で2万円近くで取引されているスマホです。
UQモバイルで販売されているAndroidスマホは、すべてSIMフリーなのでどの会社でも使えて人気があります。
購入したスマホが不要ならフリマアプリで転売すればよいのです。
仮に15,000円で売れたとすると、2年間の維持費は31,520円まで下がります。
こうなると月平均は1,313円まで下がります。
ここまで来ると格安SIM他社は、太刀打ちできないレベルの「格安」になってきますね。
予備のスマホを売ってしまって大丈夫なの?と思うかもしれませんが、もし売った後で壊れたらフリマアプリでSIMフリースマホを購入すれば問題ありません。
購入したスマホをずっと予備として持っていても問題はないですが、例えば1年後にスマホが壊れたら1年前のスマホを使うことになります。
スマホは常に新しくなっていくので、1年後には新しい同じスペックのものが15,000円で買えるはずです。
結論:UQモバイルは間違いなくコスパ最強な格安SIM!
というわけで、UQモバイルが実は超コスパのいい格安SIMだった!という記事でございました。
UQモバイルは月額料金だけで比較すると高く感じますが、キャッシュバックや端末値引きという格安SIM他社にはない良さがあります。
インターネットで調べてもトータルで考えたコスパの良さについては、あまり認知されていない印象です。
UQモバイルを紹介しているサイトを見ても、auのサブブランドだから安心とか、通信速度が速いとか、安いプランもあるとか、あまり説得力のない展開が多いです。
通信速度が速いなんてものは、もはや速くて当たり前くらいの勢いでいいと思います。
通信が速ければ料金が高くてもいいですか?嫌ですよね( ̄▽ ̄)
UQモバイルの強みは間違いなく、高額キャッシュバックと端末割引です。
どちらもお金に直接かかわってくる部分なので、「月額料金が高いなー」という理由で乗り換えを迷っている方がいたら、ぜひこの2つのポイントを含めて検討してみてください。